3/22(金) 終業式~1年間を振り返る・更なる幸せを願い・・・~
3学期終業式が行われました。1,2年生代表生徒が今年の振り返りと来年度の決意を力強く発表してくれました。便りの発行がない関係で、下に校長講話を記しましたのでご覧ください。
早いもので令和5年度も終了です。ここにいる全員が成長しました。それは周りの先生方からも聞いています。そして一人も欠けることなく今年度が終われることが何よりうれしいです。自分を大切にしてくれてありがとう。4月から2年生は最上級生、1年生は新入生の先輩としてまた宜しくお願いしますね。
さて、話は変わりますが、校長先生が担任だったころ、3学期のこの時期になると、よく行っていた授業があります。それは、幸せに生きていくためにはどのような力がいるのかを考える授業です。
みなさんは、「生きる力」って何だと思いますか?
頭の中に、何か答えが浮かびましたか
昔、校長先生のクラスで、ある子が発表した答えは、
「生きる力」とは、食べる力である。
というものでした。確かに、「食べる力」は大切です。しっかり食べる力があれば、健康になって、幸せに生きることができそうですよね。つまりこの答えは、大正解! でもこの問題の正解は1つではありません。他にもたくさん考えることができそうです。校長先生のクラスでは、次のような答えも返ってきました。
・「生きる力」とは、笑顔をつくり出す力である。
・「生きる力」とは、夢を信じる力である。
・「生きる力」とは、喜びがある気持ちである。
・「生きる力」とは、希望と助け合いと絆のことである。
みなさんも、自分なりの「生きる力」を考えることができればいいですね
ちなみに、校長先生の考えは次のようなものです。
「生きる力」とは、幸せを感じ取る力である。
世の中には、お金や地位があっても、つまらなそうな顔をしている人がいます。何不自由のない生活をしているのに、不平ばかり言っている人もいます。また、そのような人とは真逆の人もいます。他の人から見たらつらそうな状況でも、いつもニコニコ上機嫌な人です。何が違うのでしょうか?それは、幸せを感じ取るアンテナの違いだと、先生は考えています。
4月に「日々幸せ感じ上手」という言葉を紹介しました。「幸せ」とはいつも身近にあるものですが、自分で気づかなければ幸せは感じ取ることはできないよ、身近にある幸せを感じとれる心、他人の幸せに共感できる広い心を持つことが大切だよ、と話をしました。
ほんの小さなことでも幸せと感じる感受性が育ちましたか。
人の幸せに共感できる広い心が育ちましたか。
常に相手の気持ちをおもんばかることができましたか。
みんななら大丈夫ですよね。先生は、みなさんに幸せな人生を送ってほしいと思っています。ぜひ、幸せを感じ取る力を磨いて、優しい人になってください。