教科の学習と食育
来週から、新学期がスタートします。
今日は、昨年度末に各学年で行った食育授業の様子をお伝えします。
2年生は【国語×食育】
夏目漱石の『坊っちゃん』を学習してきた2年生。教科書本文の中から、「坊っちゃんと清との思い出の食べ物」を5つ見つけ、それぞれの食べ物について詳しく学んだり、実際に味わってみたりしました。
学習の振り返りより、一部を紹介します。
「きんつばは刀の鍔を模してつくられたことがわかりました。小説に登場する食べ物を実際に食べて、昔ながらの味を味わうことができました。」
「昔から作られていた食べ物の作り方や、なぜそのような形になっているのかなどを知ることが出来たので良かったです。」
「坊っちゃんに出てくる食べ物を実際に食べたり見たりすることができて、言葉だけじゃどんなものかわからないものも知ることができてよかった。」
1年生は【理科×食育】
1年生は、理科で地震についての学習を進めてきました。
東日本大震災の時はまだ0歳だった生徒たち。当時の記憶はないものの、「大混乱の中で、赤ちゃんだった自分たちを家族が必死に守り、育ててくれた」ということについては大きく頷いて話を聞いていました。
そして、「ここまで大きく成長したのは、毎日食べている食事のおかげでもあること」や、「災害時には何でも食べ物が手に入るわけではないため、普段から好き嫌いせずに食べられるようになることが大切だ」と、1年間の食育の学習を振り返りながら考える姿がありました。
生徒の皆さんは、どのような春休みを過ごしているでしょうか。
来週には、新3年生、新2年生となった皆さんの元気な顔が見られることを楽しみにしています。食生活にも気を配り、しっかりと体調を整えて新学期を迎えてくださいね。
(栄養教諭)