1025 創立30周年記念文化祭 文化庁芸術家の派遣事業 平井李枝先生スペシャルコンサート「夢の扉を開けよう」

  本日、本校体育館にて、山北中学校創立30周年記念文化祭の第2部として、宇都宮大学共同教育学部音楽分野准教授の平井李枝先生(ピアニスト・ソプラノ・音楽博士・作曲家、2012年ヨーロッパメディアの推薦によって内閣官房国家戦略室より「世界で活躍し、『日本』を発信する日本人」にクラシック演奏家として唯一選出され、国家から”Japan.Dr.Rie,The Graceful muse."(Dr.りえ、美しきミューズ)の称号とロゴを授与される。)によるスペシャルコンサートを実施しました。迫力ある生演奏と、平井先生の豊かな表現力に、生徒たちは息をのんで聴き入っていました。日常では味わえない「音楽の生の力」に触れ、音楽の奥深さ・素晴らしさ・楽しさを感じる貴重な時間となりました。演奏の最後には、たくさんの拍手が送られ、会場全体が温かい感動に包まれました。以下は、コンサートの様子です。

 演奏前半は、平井先生が作曲されたスペイン・カタルーニャの情景に関する3曲の演奏と作曲に至る経緯を御講話いただきました。(先生は、2010年スペイン近代音楽の作曲家グラナドスに関する学位論文とリサイタルにより音楽博士の学位を得るなど、スペイン特にバルセロナを州都とするカタニー二ャ州への造詣が深い。)コンサートでは、カタルーニャと山北のシンボルである笹川流れの海岸の風景のタペストリーが両側に飾られ、海岸の風景がそっくりであるという説明をいただきました。生徒は普段あまり気に留めない山北の良さを紹介され、自分が住んでいる郷土に誇りをもつことができたと思います。美しい情景や探検家の航海の船出の様子をピアノで美しく表現され、先生の表情や演奏などから、曲に込められた思いが伝わってきました。

 演奏後半は、ご自身が作曲された越後村上に関する5曲の情景をピアノと独唱で表現していただきました。美しい演奏をとおして、村上への特別な想いを感じることができました。

 最後に、今回作詞作曲いただいた山北の美しい情景をうたった「夢の扉を開けよう」を先生の美しいピアノ伴奏とともに、全校生徒が合唱しました。地域の方は、「眼を閉じて聴いたが、生まれ育った山北の情景が鮮明に浮かんできて本当に感動した。素晴らしいコンサート、素晴らしい創立30周年記念文化祭でしたね。」と笑顔で伝えてくださいました。参加された保護者も帰路につく際、一様に喜んでくださいました。

 おかげさまで、創立30周年記念文化祭は盛会のうちに終了することができました。記念合唱曲の作詞作曲、本日を含め9月から3回御指導いただいた平井先生、日頃より御支援いただいている関係者の皆様、御参加いただきました地域、保護者の皆様に厚く御礼申し上げます。






このブログの人気の投稿

【3年生】修学旅行2日目

体育祭

【1年生】総合:鶴岡巡検